会社には黒字の会社と赤字の会社の2種類ある。 昔から、上場会社は黒字が前提で、その利益の大きさや利益率の高さで時価総額は大きくなったり小さくなったりする。 しかし、人間の価値には多様性があるように、企業の価値にも多様性がある。アマゾンドットコムよろしく、決算書の利益実績では評価できない会社がある。また、Uberやslackをはじめ、成長企業は赤字のままで上場でき、しかも高い時価総額の会社もある。 なので、決算書の利益を前提としたPERやROEという尺度では価値を測れない
お金には3つの機能があると言われる。 交換・保管・尺度。 振り返れば、日常生活は交換の連続だ。 お金との交換で、電気を使う、電車に乗る、コンビニでお菓子を買う。 企業でもまったく同じ。 人が働く(給与)、オフィスを選んで使う(家賃)、サービスを運営する(サーバー代)、売上(入金)・・・。 さて、スタートアップで交換・保管・尺度をもう一歩深く解像すると、別の価値がみえる。 気持ちよく払う/気持ちよく支払われる。 本当によくやってくれるよなー、本当にありがたいね、と言って
2018〜2019に上場した日米話題のスタートアップのファイナンスについて見てみた。 1USドルは100円で計算。 まずは上場までの資金調達額の推計(単位:億円)。 (米国企業はS-1、国内企業は上場目論見書から推計。) ちなみに「Uberがないぞ?」と思うが、Uberを入れると、 こんな風になってしまうので今回は外した。 日本のスタートアップでも、上場までに100億円内外の資金調達ができるようになってきたのは大きな変化だ。一方、米国は1,000億円内外の資金調達を
長篠の合戦。 1575年、織田・徳川連合が、最新兵器の鉄砲3,000丁を用いて、戦国最強と言われる武田の騎馬隊を殲滅したという、あの合戦です。 新しいテクノロジーが、それまでのやり方を無効化してしまうのは、合戦でもビジネスでも同じですね。 さて、長篠の合戦で1つ疑問があるとすれば、織田側はどうやって3,000丁もの鉄砲や火薬を手に入れたか?です。 当時鉄砲は、現代の金額換算で1丁50万円くらいするという説があります。 3,000丁で15億円。 50万円の真偽はともかく、
義は利の本なり、利は義の和なり ー 春秋左氏伝 ー いきなりナンですがw 利益が生まれる源泉をたどってみると、人として正しい思想に行きつく。。。 確かに世界的な素晴らしいプロダクトの背後には、人として正しい思想があると感じます。 自分の知る限りを見渡すと、長期的な利益の背景って、この言葉に沿っているな、と思います。 さて、資本提携という提携の形があります。 事業提携よりもう一歩踏み込んだ形。 資本関係を持つ、というのは血縁関係ができるのと同じですからね。 一般に、資本
会社は何のために存在するかというと、私は、価値あるプロダクトをつくりだすため、と考えています。価値あるプロダクトがなければ会社は存続できない、といっても過言ではないでしょう。 私は毎日、PCやスマートフォンを使います。使う一番の目的は、note、LINE、facebook、instagrum、slack、twitter、amazon、google・・・様々なアプリケーションを使うことです。 しかし、これらのアプリケーションがなぜ動作するのか?というと、OSの存在やチップの