吉島彰宏(よしじま あきひろ)

スタートアップサクセスアドバイザー。創業期から帯同、ファイナンスが専門、10年間で20件以上の増資ラウンド。note、トレタ、DrJOY、ワンダープラネット、JARMEC。 E-mail : yoshijima@y-associates.net

吉島彰宏(よしじま あきひろ)

スタートアップサクセスアドバイザー。創業期から帯同、ファイナンスが専門、10年間で20件以上の増資ラウンド。note、トレタ、DrJOY、ワンダープラネット、JARMEC。 E-mail : yoshijima@y-associates.net

記事一覧

凄まじいGoogleの財政状況とは?

amazonが描く未来と戦略はどんなものだろう?

amazonはこれからどこまで拡大してゆくのだろう?

amazonは直販よりマーケットプレイスの方が大きい?

amazonは薄利と言われるのに、どうしてあんなに設備投資ができるのだろう?

凄まじいGoogleの財政状況とは?

Facebook・Amazonと見ましたけど、ここまできたらGoogleも、ということで、Googleについても覗いてみます。(正確にはAlphabetですが、今回はGoogleで通します) 財政的にもすごそうなのはわかるけど、実際どれくらのものなんでしょうね? バランスシートは? まずは、2015.12のバランスシートから。 いつもどおり、話を簡単にするために$1=100円の概数で表示します。  現金等      7.3兆円  売掛金      1.1兆円  設備等 

amazonが描く未来と戦略はどんなものだろう?

amazonのミッションは、 “ Our mision is to be earth's most customer centric company. “ そして目指す姿は、 “ The everything store “ 「顧客中心主義で、あらゆる商品をあらゆる場所に提供する」。 優れた会社には、わかりやすいミッションがありますね。 amazonが重視する価値について、ジェフベゾス氏はインタビューで、 ・品ぞろえ ・利便性 ・低価格 と答えています。 顧客か

amazonはこれからどこまで拡大してゆくのだろう?

売上高が10兆円に到達したamazon。 今後どこまで拡大を目指してゆくのでしょうか? 当初は「儲からず設備投資が膨大にかかるため、スケールすることなどできない」と指摘されていましたが、そんな意見を実績で一蹴してしまいました。 世界最大級の品揃え、を目指して今日に至っていますが、取り扱い商品数は、サードパーティの販売品を含めると3億点を超えるといいます。 開拓の余地が膨大なamazonの市場 世界の小売の市場規模は、だいたい2,000兆円くらいあるようです。 そして、毎

amazonは直販よりマーケットプレイスの方が大きい?

amazonは売上高が10兆円を超えましたが、売上高の内訳はどんな感じなのでしょうか? Annual Reportを見ると、ざっくりとした売上高の内訳が載っています。 その前に、まずは過去10年の売上高と粗利の推移を見てみましょう 売上高の推移 過去10年の売上高の推移は以下のとおりです。 売上高は10年で10倍の10兆円になっています。すごいです。 粗利の推移 ただ、売上高から商品の仕入金額を引いた粗利がとても重要だと思います。 粗利もみてみます。 2015年は

amazonは薄利と言われるのに、どうしてあんなに設備投資ができるのだろう?

amazonは薄利だ、とよく言われますが、どうやったらあんなに設備投資できるのでしょうか? Facebookはいくら現金を持っているのか?ということを見始めてから、いろいろと深追いが続いていますw 資金だけでなく、在庫商品や設備はどれくらいあるのか、なんて、日頃ニュースではあまり触れられていないですよね。 今回も、話を簡単にするために、金額は$=¥100の概数で表示します。 バランスシートの資産の部(2015.12末)から。  資金・類するもの 1.9兆円  商品在