投資家さんがもし、「投資したい」と思ったら、会社の時価総額について本格的に話し合うことになってきます。 でも、高い時価総額で決まれば会社の勝ち、低い時価総額で決まれば会社は負け、そんなゲーム感覚の勝ち負けで話し合いをするわけではありません。 ではなぜ会社は時価総額の交渉をするのでしょうか? これは、今後の資本政策、つまり、将来どんな株主がどれくらいの株式を持っているのが理想的か、という株主構想と密接に関係してきます。 将来の資本政策を描く時、私が考えるテーマは3つです
コンビニ、レストラン、アパレルショップ、、、お店の商品には値段がついています。 上場会社は株式相場というものがあって、それが売買の目安になります。 では、未上場のスタートアップの値段、つまり時価総額はどうでしょう? 値札もついていませんし、毎日の相場もありません。 スタートアップの時価総額は、絵画や骨董品と少し似ていて、株式の売り手である会社と、買い手である投資家とで話し合って決まってゆきます。 ものすごく雑に言うと、 売り手の「時価総額は○億円でどう?」に対して、買い手
資金調達活動が終盤戦に入ると、自社に興味を持っていて、かつ、条件面で折り合えそうな投資家がかぎられてきます。 でも、投資家も投資意向があるし、自社もその投資家に出資してもらいたいと思っています。相思相愛のよい関係です。 ようやく出口が見え、そして普通はこのまま終結してゆきます。 だが、しかし・・・・ 事態が急変することがあります。 たとえば、土壇場でリードインベスターを謳う投資家から発声される次の一言で、一気に「うぐっ」となります。 「今回の優先株式は、やはり、過去の
投資家との初回の面談に臨み、起業家が抜群のプレゼンテーションを行う。 質疑の応答も適切で、とてもよい雰囲気でミーティングの終盤を迎える。 最後に投資家から「時価総額の目線はいくらですか?」という質問がくる。 「○億円を考えています。」と回答したところで、急に投資家の眉間にシワが寄る。 そこに至るまでの温かい空気が一変する。。。 このような場面を茶飯事のように繰り返してきましたw 言うまでもなく、投資家からすると株価が高過ぎるという反応。 時価総額。。。今日は時価総額にま