2015年にGoogleはAlphabetという持株会社体制に組織を変更しました。 組織変更の目的は「組織の透明性を高めるため」と言われていますが、真意はそれだけではないと思います。 ではどんな目的が考えられるのでしょうか? まず組織図を見てみましょう。 思いつくことは、 1)買収した会社の起業家やスカウトしたCEOが、引き続き会社のCEOとしてリーダーシップを発揮しやすくする。 2)マネタイズを進める会社と、当面は研究と試行錯誤を続ける会社を切り分け、研究に不必要
Facebook・Amazonと見ましたけど、ここまできたらGoogleも、ということで、Googleについても覗いてみます。(正確にはAlphabetですが、今回はGoogleで通します) 財政的にもすごそうなのはわかるけど、実際どれくらのものなんでしょうね? バランスシートは? まずは、2015.12のバランスシートから。 いつもどおり、話を簡単にするために$1=100円の概数で表示します。 現金等 7.3兆円 売掛金 1.1兆円 設備等
amazonのミッションは、 “ Our mision is to be earth's most customer centric company. “ そして目指す姿は、 “ The everything store “ 「顧客中心主義で、あらゆる商品をあらゆる場所に提供する」。 優れた会社には、わかりやすいミッションがありますね。 amazonが重視する価値について、ジェフベゾス氏はインタビューで、 ・品ぞろえ ・利便性 ・低価格 と答えています。 顧客か
売上高が10兆円に到達したamazon。 今後どこまで拡大を目指してゆくのでしょうか? 当初は「儲からず設備投資が膨大にかかるため、スケールすることなどできない」と指摘されていましたが、そんな意見を実績で一蹴してしまいました。 世界最大級の品揃え、を目指して今日に至っていますが、取り扱い商品数は、サードパーティの販売品を含めると3億点を超えるといいます。 開拓の余地が膨大なamazonの市場 世界の小売の市場規模は、だいたい2,000兆円くらいあるようです。 そして、毎
amazonは売上高が10兆円を超えましたが、売上高の内訳はどんな感じなのでしょうか? Annual Reportを見ると、ざっくりとした売上高の内訳が載っています。 その前に、まずは過去10年の売上高と粗利の推移を見てみましょう 売上高の推移 過去10年の売上高の推移は以下のとおりです。 売上高は10年で10倍の10兆円になっています。すごいです。 粗利の推移 ただ、売上高から商品の仕入金額を引いた粗利がとても重要だと思います。 粗利もみてみます。 2015年は
amazonは薄利だ、とよく言われますが、どうやったらあんなに設備投資できるのでしょうか? Facebookはいくら現金を持っているのか?ということを見始めてから、いろいろと深追いが続いていますw 資金だけでなく、在庫商品や設備はどれくらいあるのか、なんて、日頃ニュースではあまり触れられていないですよね。 今回も、話を簡単にするために、金額は$=¥100の概数で表示します。 バランスシートの資産の部(2015.12末)から。 資金・類するもの 1.9兆円 商品在